OTAZ Distiller's Choice "epsilon"
Barrel Aged Ginシリーズ第5弾!14ヶ月熟成Ginにスパイス・ハーブが絶妙なバランス
第5弾のテーマは、”繊細な個性の乱立”。 これまで木樽の味わいの特徴を多く盛り込んできたDistiller’s Choiceであるが、今作は熟成のもう一つの側面である、ボタニカルの味わいの変化に注目している。 熟成中に揮発しやすい香りは飛んでしまい、それまで隠れていた香りが現れる。蒸留直後は温度感のある蒸れた印象だったFlower Ginは熟成後、ドライに変化してボタニカルそれぞれの輪郭が見えてきた。ラベンダーのキャラクターは花よりも茎が主張をしてきて、それに合わせてカモミールやクランベリーも前に出てきていた。フィニッシュはドライになり、カルダモン、ハイビスカス、ローズヒップがほのかに香って、熟したジャングルのスパイスのような印象。
甘さを追加するかは最後まで悩んだ。花や、乾燥前のスパイスのようなフルーティ感を演出するには良い手のように思えたからである。 だが甘さによって足されたボディは、ソーダ割りで絶妙に成り立つバランスを崩しているような感覚があり採用せず、その代わり少量の苦味と渋み、若いからこそのエステル感を持つオレガノジンを加えることで、ストレートで飲むときのもう一つの変化と、冷やした時ドライな印象を高めてくれる締まりを与えた。 非常に魅力的だったFlower Ginの個性の中で、どれを引き立たせるかは非常に重要。取捨選択はあれど、多くの個性を残したいと考えた結果、”繊細な個性が乱立”することに。飲み方、冷やし方、混ぜるものによって簡単に表情を変えてしまう繊細さはありますが、εとしての個性はどこかしらに残り主張する。矛盾のようで納得させられるようなバランシーな味わいを楽しんで欲しい。
オススメの割り方:アイスのほうじ茶割 or ソニック
甘さを追加するかは最後まで悩んだ。花や、乾燥前のスパイスのようなフルーティ感を演出するには良い手のように思えたからである。 だが甘さによって足されたボディは、ソーダ割りで絶妙に成り立つバランスを崩しているような感覚があり採用せず、その代わり少量の苦味と渋み、若いからこそのエステル感を持つオレガノジンを加えることで、ストレートで飲むときのもう一つの変化と、冷やした時ドライな印象を高めてくれる締まりを与えた。 非常に魅力的だったFlower Ginの個性の中で、どれを引き立たせるかは非常に重要。取捨選択はあれど、多くの個性を残したいと考えた結果、”繊細な個性が乱立”することに。飲み方、冷やし方、混ぜるものによって簡単に表情を変えてしまう繊細さはありますが、εとしての個性はどこかしらに残り主張する。矛盾のようで納得させられるようなバランシーな味わいを楽しんで欲しい。
オススメの割り方:アイスのほうじ茶割 or ソニック
生産地 | Far Yeast Brewing 源流醸造所(山梨県北都留郡小菅村) |
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サイズ | 500mlボトル |
素材 | 国内製造(スピリッツ) |
スタイル | Barrel Aged Gin |
ABV | 47.0% |
品目 | リキュール |
ビールと蒸留酒をクロスオーバーするクラフトスピリッツブランドとして2021年10月誕生。微生物を活かしたバレルエイジング手法による先進的なビール造りのプロジェクト「Off Trail」の派生ブランドとして、イノベーティブなスピリッツ、リキュールなどに挑戦しています。モルト由来の蒸留酒を樽熟成するジュネヴァスタイルのスピリッツを中心に、ビール造りで培った発酵やバレルエイジングのノウハウを活かし、蒸留酒の領域に新しい風を送りこむことを目指します。"Azeotrope"とは、沸点の異なる2つの液体をある比率で混ぜた時に、組成比を保ったまま一緒に沸騰する現象"共沸"を意味します。当社のメイン領域であるビールとスピリッツの共生をイメージしたネーミングです。